猫は犬以上に「ちょっとの食べすぎ」が体型に出やすい動物です。室内飼いの猫の運動量は思っているより少なく、給与表の数字より「うちの子の体型」で微調整するのが上手な回し方です。

結論:一般的なドライフード(100gあたり350〜400kcal)なら、体重3kgで1日約45〜55g、4kgで約55〜65g、5kgで約65〜75gが目安。必ずいまのフードのパッケージ給与表を優先し、ウェット併用日はドライを減らして総カロリーを一定に。

▼ この記事のイチオシ

体重別の目安早見表(成猫・ドライフード)

体重 1日の目安量 月間消費量の目安
3kg 約45〜55g 約1.5kg
4kg 約55〜65g 約1.8kg
5kg 約65〜75g 約2.1kg
6kg 約75〜85g 約2.4kg

※フードのカロリー密度・年齢・避妊去勢の有無で変わる一般的な目安です。子猫・シニア猫・持病のある子はかかりつけの動物病院の指示を優先してください。

ウェットフード併用の換算

「朝はドライ・夜はウェットも」という家庭は、カロリーの足し算だけ押さえれば大丈夫です。

ウェットの種類 カロリー目安 ドライ換算
パウチ1袋(70g・一般食) 約60〜80kcal ドライ約15〜20g分
缶詰1缶(80g・総合栄養食) 約80〜100kcal ドライ約20〜25g分

夜にパウチ1袋あげるなら、その日のドライを15〜20g減らす——これだけで「ウェットを足したら太った」を防げます。なお主食にするなら**「総合栄養食」表記**のものを(「一般食」はおかず扱いで、それだけでは栄養が完結しません)。

置き餌をやめて「回数で分ける」

食べ残しをずっと置いておく置き餌は、量の管理ができず酸化も進みます。おすすめは1日量を2〜4回に分けて出す方式。留守が長い家庭は自動給餌器を使うと、決まった時間に決まった量が出るので量管理と両立できます。

月のフード代の計算

1kgあたり価格 × 月間消費量 = 月のフード代。体重4kgの猫(月1.8kg)なら、1kg 1,000円のフードで月1,800円、1kg 2,500円のプレミアム系で月4,500円。金額差は年間3万円を超えるので、定期おトク便や大袋のkg単価もあわせて比較する価値があります(開封後1ヶ月で食べ切れるサイズが上限)。

よくある質問

Q. 給与表の量だと物足りなさそうに鳴く A. 猫の「おねだり鳴き」は空腹とは限りません。回数を増やして1回量を減らす、早食い防止皿でゆっくり食べさせる、が定番の対策です。体重が減っていくようなら動物病院に相談を。

Q. 多頭飼いで食べる量に差が出る A. 食器を離す・部屋を分ける・自動給餌器のマイクロチップ認識タイプを使うなど「食べる場所を分ける」工夫が基本です。


猫の健康管理は毎日の数十グラムから。今週、体重と1日量を一度だけ記録する——そこからが数字での管理の始まりです。